2010年11月06日

呼称『ラーラル 〜死告の石〜』(設定と構想時期)

高校1年生のとき、ファンタジー小説を書く級友がいた。
当時、400字詰め原稿用紙3枚を超える物語を書きあげることのできなかった私は、
彼女が次々と書いては読ませてくれる物語に、賛辞を惜しまなかった。

ただ、ひとつだけ気になることがあった。
物語の中で距離や時間が出てくる際に、その単位が、
我々の日常生活のものと同じであること。
「5時間」などという表現が出てくると、私は物語世界から現実に引き戻されてしまう。


そこから派生して、
もし自分がファンタジーを書くとしたら、どんな言語体系を用いるだろうか、と考えた。
それはこの物語の舞台設定と密接に関係する、重要な言語体系の設定となった。
(そしてまた、この物語の執筆を困難にもしている。)

当時は、「ファンタジー、長編、有名どころ」の三拍子が揃うと、
私はまったく興味を示さなかった。
ゆえに、『指輪物語』において、トールキンが言語体系まで設定していたと知ったのは、
つい最近のことである。



この物語の主題は別に在る。
しかし、それは物語の核に触れるので、ここでは述べない。



30の物語は、中学生から高校生にかけて構想した、という記憶しか残っておらず、正確な成立時期が不明である。(当時はメモを取ることさえ潔しとしなかった。記憶していることを重視したのである。)大半は中学生の頃に構想したが、言語体系のことと、主題のことから推測するに、この物語に関しては高校生のときに構想した可能性が高い。

冒頭部分、数ページ、鉛筆描きによる漫画原稿が存在する。
それに日付が明記されていれば、少しは何かわかるか。
言語体系を明確に設定することができれば、小説版も成されればと思う。



タイトルは、ほぼこれで確定。念のため呼称としておく。
posted by わたなべ かおる at 12:32| └ 文:物語30話の構想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月26日

呼称『憂愁の章』(サイドストーリー/情景描写)

 風が冷たい。
 体温を奪われる感覚。嫌ではない。むしろ、生きていることの不思議に、日々押し潰されそうなのだから。
 優二はゆっくりと夜空を仰いだ。満月に少し満たない月が、明確な光を放っている。黒々とした影になった銀杏の大並木が枝を伸ばして、その月を囲んでいる。月明かりの強さに、星々はなりをひそめ、雲のまったくない夜空一面に、数えるほどしか見えない。



<メモ>
・…で、そこに秀が来る、と。
・呼称『憂愁の章』メインキャラ二人の印象。本編とは無関係。ビジュアルで見えたので書き留め。
・推敲:「仰いだ」である必要はあるのか?「見上げた」で良い?「ゆっくり」に対して「仰いだ」は正しい用法か?
・「黒々とした影になった」の「た」の重なりが響きとして美しくない。リズムも良くない。要推敲。
・「銀杏の大並木」の「大」は、どこにかかるのか。並木が大きい(=本数が多くて並木が長々と続いている)のか? 銀杏の大木による並木、なのか? 後者なら、「大」の位置はここではない。
・星が見えないのは、月明かり以上に、街の明かりが原因であることが多い気がする。でもそれじゃあ絵にならない。
・夜だということが充分に感じられる文になってない気がする。何か描写を加えるべきか。
・…なんてなことを延々と推敲しているので、いつまでたっても書き上がらない。
・とりあえずあらすじだけで良いから全話書きあげたらどうだ。
・でも一度文字化してしまうと、それで頭の中に固定されてしまうから推敲が難しい。
・でもそれ言ってるから書き直しを命ぜられても従えない=プロになれない、っていう問題。
・じゃあいずれ初稿集出してあげるから、って言いなだめて、とにかくあらすじ書いたら?
・その手は良いかも。それでいこう。


10:48 2010/10/23
posted by わたなべ かおる at 23:43| └ 文:物語30話の構想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月16日

仮称:若い画家とパトロンの話(契機)

嘆ける対象がはっきりしている人を、昔は、少し疎ましく思っていた。
憎むべき敵が明確であり、それを憎んでも世間に当然だと言ってもらえるような苦悩の中にある人を、羨ましいとさえ思っていた。
そうした人々を羨ましいと言うことも攻撃することも当然間違っているから、別の角度へと思考を進めた。
地位や名誉、経済力を持つ、誰からも羨まれる人ほど、救いようのない孤独と苦痛の中に在るのだと考え、その魂が救われる物語を構想した。
(若い画家とパトロンの話)
posted by わたなべ かおる at 08:50| └ 文:物語30話の構想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月01日

仮称:リーヴの物語(世界観)

豊かに実る樹木に囲まれた平和な世界に、
寿命が30年くらいの人々が生きている物語を構想した。

極度に減った人口と、充分に供給される食べ物のために、争いはない。
寿命が短いので、小さい人を未熟と押さえ込む文化もない。
当然、武器もない。政治すらない。
村単位のコミュニティがあるのみ。

物語では語られないが、じつは今の世界の遠い遠い未来という設定。
だから、100年生きても不幸だった時代を人々は知っている。
原因は不明だが、人類の寿命が極度に短くなってしまって、
今の世界にあるような高度な医療技術も失われている。
短い寿命を無理に延ばすことよりも、
いかにその時間を豊かに生きるか、に専念することの大切さに、
人々が気付いた世界。

寿命が短いので、いずれ塵となるのみの存在であることが浸透している。
ゆえに今生との別れは大いなる自然への回帰であり、
それでもなお、人々は別れの際に涙を流す。
再びの邂逅を誓いながらも。


そうした世界に生きる人々としては珍しく、
乱暴な人々がわずかに存在し、
その人々に傷付けられたことから物語は始まる。
どんなに平穏な世界にも、理不尽で悲しいことはある、という話。
posted by わたなべ かおる at 02:32| └ 文:物語30話の構想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

遺品「30の物語」

物語の構想を考えた。
30話。
中学生から、高校生にかけて。

高校受験のために、書くことを封印した。
進学後に構想した物語もいくつかあったが、
もはや納得のいく文章は書けなくなっていた。
そうして未だに、それらの物語は、形を成していない。
Rey'の遺品である。


今日、まったく無関係の、非常に現実的な映像に関する文章を書いていて、
不意にその30話のうちのひとつについて、解説を書いていた。
これはここに置かれるべき文章である。
よって、カテゴリを新設し、ここに置く。

今後の執筆に関しては、すべて未定である。


わたなべかおる as MW  
in Rey' Yusato






(2010.7.7 加筆修正)
posted by わたなべ かおる at 02:27| └ 文:物語30話の構想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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